ご挨拶
院長・医学博士 : 橋本 晋一郎町田市民病院勤務の際は、町田市唯一の病床を有する耳鼻咽喉科の医長として町田市全体の耳鼻咽喉科疾患治療を担ってきました。今後は更に地域医療に根付いた医療を行っていきたいと思っております。患者様にわかりやすい説明、画像を使った説明、患者様のニーズにあわせた治療を提案していきたいと考えております。 スタッフ一同皆様の来院をお待ちしております。 専門分野:めまい(北里大学にてめまい外来を担当) |
院長プロフィール
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橋本先生インタビュー
Q.はじめにお聞きしたいのですが、
先生は、野津田町で開業を決意されたのは何か理由があるのでしょうか。
もっと駅前とかで、開業される先生が多いのに、なぜ野津田で?
というのが現地を見ての感想なんですけれど・・・
良く言われるんですよ。
なんで野津田で開業するんですかって・・・
実は、町田市民病院の耳鼻科の医長として勤務している時から、ずっと町田市で開業をしたいと思っていたんです。
この場所は、出身大学が近いこともあり、人の気質というか都市型の患者さんよりも、家族ぐるみのような患者さんとの関係が作れると感じていました。
特に、耳鼻科を診療していると、その人の生活のスタイルや体質などが診察に必要なので、地域の人の暮らしの情報が大切なんですよ。
自分のよく知っている地域で、きちんと診療に向き合いたいと感じていたので、野津田の地で開業をすることにしました。
Q.そうですか・・・地域の方の生活スタイルも診療に大切なんですね。
そうです。
病気を治そうと、病気のことを一生懸命考えて、薬や、治療をしたとしても、その人の生活の一部分が原因だったりすると、いくら治療しても、治らないこともあるんですよ。
たとえば、のどに違和感があると言って受診されたとしても、原因は、タバコだったり、ストレスだったりと、いろいろな原因があるのです。
症状だけをみるのではなく、全身の状態を把握して、その中で本当の原因はどこにあるのか・・・
ということを考えるのが、重要です。
そう考えると、患者さんと、ざっくばらんに会話ができ、その人がどんな暮らしをしているかと理解しやすい人間関係をつくるには、 自分にとっては、地元が一番理解しやすいし、自信をもって診療できると思っています。
Q.先生は、病気の原因については、いろいろな可能性を考えているんですね。
ええ、医師になる前は、人の役にたちたいと考えていました。
医師になってからも、 専門分野の病気を治すんだ!と研究を重ねてきて、あるとき、病気をすべて治すというのは、不可能かもしれないと思ったんです。
誤解しないでいただきたいのですが、病気を治せないというのとは、違うのです。
医師がすべてコントロールすることが病気に対しては難しいということです。
患者様の病気を治そうという意思を、専門的な立場からより良くサポートしていくことが、医師の仕事ではないかと感じているのです。
つまり、患者さんの病気を一緒に直すお手伝いを、専門的にしていくというのが医師の仕事ではないかと思っています。
病気を一緒に直していく・・・ そうなんですよ。
病気の症状を診ながら、病気の状況を、患者様にわかりやすい言葉で説明して、どうしたらより快適な体になれるのか、どんな生活を心がけていただきたいか、その部分を、わかりやすく、納得のいく説明で診療していきたいと思います。
Q.ありがとうございます。最後に、先生の患者様へのお話をいただけたらと思います。
診察室に入られると、症状だけ手短にお話をされる患者様が多いですが、ぜひ、ご自身の病気について心配になっていることとか、生活上の注意とか、気になることがあれば、聞いていただきたいと思っています。
私も、わかりやすく説明していきますから、病気と上手に向き合うことを一緒に考えていきましよう。
野津田の地で、皆様とお目にかかることができることを楽しみにしています。
(インタビュー担当 尾上)